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映画批評 その438 「自殺サークル」 [批評-映画]

「あなたはあなたと関係ありますか?」心と体がかけ離れた日本は、救われるか?

自殺サークル [DVD]

自殺サークル [DVD]

  • 出版社/メーカー: 大映
  • メディア: DVD


登録情報
出演: 石橋凌, 永瀬正敏, さとう珠緒, 宝生舞, 嘉門洋子
形式: Color, Dolby, Widescreen
言語 日本語
画面サイズ: 2.35:1
ディスク枚数: 1
販売元: 大映
DVD発売日: 2002/07/12
時間: 99 分

商品の説明
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
『自転車吐息』の園子温監督、石橋凌、永瀬正敏共演によるミステリーサイコホラー。新宿駅ホームで54人もの女子高生が一斉に投身自殺をした事件をきっかけに、各地で集団自殺が頻発し本格捜査が始まる。ショッキングな描写も交えた衝撃作品。
内容(「Oricon」データベースより)
自殺を題材にした和製サイコ・ホラー。監督は園子温、出演は石橋凌、永瀬正敏、さとう珠緒ほか。












さすが園監督!
絶妙(?)でシュールな笑いが冴える。
本作品は『紀子の食卓』の前日譚にあたり(実際は長編PVのようだが)、
驚きのキャストで奇妙な世界観を描いている。
自殺とは何だろうか…?
現実を悲観し絶望し、なす術が無くなるから命を絶つのか。
生きる意味が無いゆえ自分勝手に死ぬからか。
現実に飽きてしまったからか。
「あなたはあなたと関係ありますか?」
あのガキ共はずいぶんとませていやがるな…。
確かに都会に暮らせば、自然と心が淘汰されて実存主義等に陥りやすい。
言葉だけが独り歩きし始め、心は置き去りにされていく。
そのギャップが苦しみを生み、
「自分は何者なのか?」
「自分は必要とされている人間なのか?」
「自分はもしかしたら不必要な人間じゃないか?」
「生きているよりも、死んだ方が楽になれるんじゃないか?」
などのような事を経験するだろう。
(なんか「恋の罪」の「言葉を覚えるんじゃなかった」を思い出す…)

実際に自殺未遂でとどまった自分としては、それなりに興味が持てる内容だった。
最後の「勝手に生きろ」は監督のメッセージそのものだろう。
あなた自身は結局あなた自身であり、私も私自身でしかない。
わざわざキャラを作って生きる事はないし、
むしろ、心の奥底に眠る「本来の私」を目指すことが重要ではないか。
それを自覚すれば自殺する事はないし、絶望する必要もなくなる。
ただ、そのためには善縁にあわなければ話が進まない。
宗教に非常に警戒心を持つ日本人にとっては、この課題は困難を極めるものだろう。
人生は自分ひとりの力では何もできない。
親がいて、叔父や叔母がいて、友達がいて、先輩や後輩たちなどがいて、
また自分の知らない人たちでも、見えない所で支えてくれている。
この間のサッカーだってそうでしょう。
何も監督や選手が強いから勝ったのではなく(もちろん実力はそうでしょう)、
サポーターたちの熱い応援があったからこそ選手たちの闘志が燃え、
勝利する事ができたのでしょう。
一人ひとりがもう少し「命」について真剣に考えれば、宗教の必要性というものを感じると思います。

しかし、本作品で一番印象に残っているのは、ローリーの脚の動きと強烈なソング…。
思い出しただけでも腹筋崩壊ですw


評価は…あえて66点。

タグ:映画批評
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