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国立西洋美術館 1 [国立西洋美術館]

昨日は国立西洋美術館へ行きました!
そういえば、昨日で国立科学博物館で催された大哺乳類展覧は終わってしまったのですよね。
入口を見たときは長蛇の列でした・・・。

まずは彫刻から。

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たぶん、この先手抜きとなりますので悪しからず。。。

また皆さまへのご訪問が遅くなります。ご了承ください。
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国立西洋美術館 2 [国立西洋美術館]

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文章は国立西洋美術館HPより。
イサーク・ファン・オスターデ
Isaak van Ostade
Haarlem, 1621 - Haarlem, 1649

宿屋の前の旅人たち
Travellers Halting at an Inn

制作年 1645
材質・技法・形状
油彩、板
寸法(cm)
89 x 81
署名・年記
右下に署名、年記

 画面右下に署名と1645年の年記があるこの作品は、オスターデがハールレムの画家組合に登録されて2年後に描かれたもので、風俗画と風景画の両要素が巧みに取り入れられている。オスターデは、同時期に同じハールレムで活動したフィリップス・ワウウェルマンと同じく、本作品のような宿屋あるいは居酒屋の前で旅人が休息する情景を得意とした画家であった。暖かみのある色彩や画面に奥行を与える見事な画面構成、またオスターデの一種のトレードマークでもあった白い馬のモティーフなど、彼の持ち味を十分に生かした作品の一つである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 36)


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バルトロメウス・ブレーンベルフ
デフェンテル, 1598年 - アムステルダム, 1657年
Bartholomeus Breenbergh
Deventer, 1598 - Amsterdam, 1657

バラムとろばのいる海浜風景
Coastal Landscape with Balaam and the Ass

制作年 1634年
材質・技法・形状
油彩、板
寸法(cm)
40 x 74.5
署名・年記
左下に署名(モノグラム)、年記

 バルトロメウス・ブレーンべルフは親イタリア派のオランダ画家の中で、最も早い世代に属す画家である。パウル・ブリルなどローマで活動した北方風景画家の影響を受けながら、古代遺跡を連想させる風景を背景に、宗教主題、あるいは、神話主題をもつ作品を制作した。精緻な描写と洗練された構成を特色とするブレーンべルフの最も重要な風景画は1630年代に生み出された。本作品はこの画家の成熟期の様式を伝える佳品である。主題は旧約聖書『民数記』による。イスラエルの人々がヨルダンの谷に到着したことは、モアブの王バラクを恐れさせた。彼はイスラエルの人々に呪いをかけさせようと魔術師バラムを呼んだ。バラムはろばに乗って出発したが、旅の途中、剣をもった主の使いが現れ、バラムの道をふさいだ。主の使いを恐れたろばは道をそれようとしたが、その姿はバラムには見えなかった。ろばが道をそれていく理由がわからないバラムは、怒りのためにろばを打ちすえようとする(『民数記』22章1-35節)。本作品に描かれるのはまさにバラムがろばを叩こうとする瞬間である。同じ主題がラストマンやレンブラントによっても描かれている。いささか人工的なパノラマ眺望にはマニエリスムの痕跡が感じられるものの、画面全体を満たす光の表現などには新しい感覚がはきりと芽生えている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 39)


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ヤン・ファン・ホイエン
ライデン, 1596年 - ハーグ, 1656年
Jan van Goyen
Leyden, 1596 - The Hague, 1656

マース河口(ドルトレヒト)
Mouth of the Meuse (Dordrecht)

制作年 1644年
材質・技法・形状
油彩、板
寸法(cm)
48.5 x 76
署名・年記
右下に署名、年記

 本作品はホイエン円熟期の河川風景画の佳品である。河口近くのマース河から海に向かって眺望した風景で、画面右手にドルトレヒトの町が見える。画面全体が褐色系の殆どモノクロームに近い微妙な色調で構成され、波立つ河口の水面のところどころに浮かぶ帆船や小舟、また舟をこぎ、漁に従事する人々が、どことなくメランコリックな詩情を交えて描出されている。画面3分の2を占める大空に拡がる雲の層と水面との間を満たす光の描写も見事である。ホイエンは殆ど同じ構図とモティーフを使って一つの場所を何度となく描いており、このマース河口を描いた作品も多数存在する。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 35)

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国立西洋美術館 3 [国立西洋美術館]

手抜きですみません。。。

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「ヴィーナスとキューピット」

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ヘルマン・ファン・スワーネフェルト
1600年頃 - 1655年頃
Herman van Swanevelt
c. 1600 - 1655

ヴィーナスとローマの神殿およびコンスタンティヌス凱旋門の見えるローマの景観
A Roman View of the Ruins of the Temple of Venus and Rome with the Colosseum and the Arch of Constantine

制作年
1634年
材質・技法・形状
油彩、カンヴァス
寸法(cm)
52 x 67
署名・年記
右下、岩の上に署名、年記
分類
絵画
所蔵番号
P.1993-0004
スワーネフェルトは、イタリア滞在の後、10年以上にわたってパリで過ごし、「フランス国王付きの画家」に任ぜられたオランダの風景画家である。初期のクロード・ロランに影響を与えた画家として、理想的風景画の系譜を語る上で欠くことの出来ない存在として知られる。本作品は、現実の景観に基づきながら牧歌的な描写がなされている。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

展覧会歴
1998 イタリアの光─クロード・ロランと理想風景, 国立西洋美術館, 1998年9月15日-1998年12月6日, cat. no. 107

文献歴
1996 国立西洋美術館年報. Nos. 27-28 (April 1992-March 1994), 1996, 幸福 輝. 新収作品. pp. 25-27, 新収作品一覧. p.73, col. repr.

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アレッサンドロ・マニャスコ
ジェノヴァ, 1667年 - ジェノヴァ, 1749年
Alessandro Magnasco
Genoa, 1667 - Genoa, 1749

嵐の海の風景
Landscape with Stormy Sea

制作年
1718-25年頃
材質・技法・形状
油彩、カンヴァス
寸法(cm)
93 x 130
分類
絵画
所蔵番号
P.1973-0002
この一対の作品は、マニャスコの第二ミラノ時代の最盛期である1718-25年頃の作とされる壮大な風景画である。暗い、しかし豊かな諧調をもつ色彩、渦巻き飛び跳ねるようなタッチ、そしてねじ曲げられ、半ば陰に沈む細長い人物たち――これらによって生み出される幻想的で烈しいドラマは、マニャスコ独特の絵画世界をよく伝えている。彼はここで壮大な自然の美と威力を表わすと同時に、大自然の前に小さく無力な存在でしかない人間の、自然との果敢な戦いの姿をも示そうとしているかのようである。特に人物像にみられる、印象主義的な、それとはっきりわかる筆のタッチは、18世紀のヴェネツィア派絵画、とりわけグアルディに引き継がれて行く。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 46)

展覧会歴
1978 ヨーロッパの風景画, 国立西洋美術館, 1978年9月14日-1978年10月26日, cat. no. 29, col. repr.
1996 国民の祝日『海の日』制定記念展覧会「海」, 安田火災東郷青児美術館, 1996年6月29日-1996年8月18日, cat. no. 3, col. repr.

文献歴
1938 Delogu, G. Vier unveröffentlichte Gemälde von Magnasco. Pantheon. XI. Jg., 1938, p. 171, repr.
1945 Pospisil, M. Magnasco. Firenze, 1945, pl. 58, 59.
1949 Geiger, B. A. Magnasco. Bergamo, 1949, p. 151, pl. 453.
1974 Gazette des Beaux-Arts. ser. 6, tome 83, Feb. 1974, "Chronique des Arts", p. 203, no. 696, repr.
1975 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 1975, no. 15, repr.
1975 国立西洋美術館年報. No. 8 (1973), 1975, 山田智三郎. [作品解説]. pp. 4-5. 新収作品目録. pp. 6-7. repr.
1978 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 1978, no. 20, col. repr.
1979 国立西洋美術館総目録: 絵画篇. 東京, 国立西洋美術館, 1979, no. 160, repr.






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国立西洋美術館 4 [国立西洋美術館]

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マリー=ガブリエル・カペ
リヨン, 1761年 - パリ, 1818年
Marie-Gabrielle Capet
Lyon, 1761 - Paris, 1818

自画像
Self-Portrait

制作年 1783年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 77.5 x 59.5
分類 絵画
所蔵番号 P.2001-0002

18世紀のフランスは、女性たちが社会のさまざまな場所で活躍し始めた、いわば女性の時代であった。美術においてもそれは例外ではなく、18世紀の末にはエリザベート・ヴィジェ=ルブラン、アデライード・ラビーユ=ギアールという二人の傑出した画家が女性として初めて王立絵画・彫刻アカデミーの会員となったのを皮切りに、女性芸術家が相次いで社会に進出した。リヨン出身で、パリでラビーユ=ギアールのアトリエで学んだカペは、こうした当時の新進女性作家のひとりで、フランス大革命直後の1791年のサロンでは、そこに出品した21人の女性画家に名を連ねている。ホルダーにはさんだデッサン用のチョークを片手に画架の前に立つこの自画像には、溌剌とした22歳の若い作者の初々しい面影が見事に捉えられている。胸元の大胆に開いた青いサテンのドレスは当時の流行の衣装で、共地の青いリボンと相まって18世紀の華やぎを伝えている。しかし同時にここには、ロココ風の官能性と共に、新時代を予告するような簡素で直截な表現が現れている。すでにフランス大革命の嵐は目前に迫り、美術の世界でも、偉大な過去の古代文明であるギリシャ・ローマ美術への理想主義的関心や、台頭する新しい市民階層に相応しいレアリスムへの志向が高まっていたのである。画架に載ったカンヴァスの上にはうっすらと下書きが描かれているのが見える。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 56)

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ジョゼフ・ヴェルネ
アヴィニョン, 1714年 - パリ, 1789年
Joseph Vernet
Avignon, 1714 - Paris, 1789

夏の夕べ、イタリア風景
Summer Evening, Landscape in Italy

制作年 1773年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 89 x 133
署名・年記 左下に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1988-0002
本作品は、ヴェルネの画歴の上では比較的晩年に近い1773年の制作になる。形式としては、一日の各時間を複数のタブローによって描き分けるという、イタリア時代以来ヴェルネが好んだ17世紀からの伝統に従っていると思われ、同じ1773年制作の作品《朝》が対作品として存在していたことも確認されている(現在所在不明)。画面には、川辺で水浴びをする人々を点景に、夏の長い一日が暮れようとする時刻の風景が表わされている。右側の大きな岩と樹、画面の中心を占める川と橋などはヴェルネの作品にしばしば見られる道具立てである。遠景となっている町の風景は現時点では特定できず、いくつかの実景の組み合わせであろうと推測する他はない。イタリア時代には実際に戸外で風景を直接写生・制作したと言われるヴェルネであるが、すでに18世紀当時に指摘されていたように、晩年にはかつて手懸けたモティーフをさまざまに組み合わせながら繰り返して使用するという傾向が強くなっていたのである。構図全体は落ち着いた均衡をみせ、17世紀の古典主義的風景画を彷彿とさせるが、幾分硬さの感じられる画面仕上げにはすでに新古典主義的要素を認めることも可能であろう。また、個々の人物の描写や、自然観察などには、ディドロを感嘆させたヴェルネの「自然主義」的特質が十二分に発揮されており、コローやバルビゾン派、印象派などに連なってゆくフランス風景画の伝統の確立を見てとることができよう。(典拠: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 55)

展覧会歴

1925 Le paysage français de Poussin à Corot, Musée du Petit-Palais, Paris, 1925年5月-1925年6月, cat. no. 339(as "Les baigneuses")
1973 Autour du Néoclassicisme, Cailleux, Paris, 1973年-1973年, cat. no. 50, repr.
1980 Des Monts et des Eaux, Cailleux, Paris, 1980年-1981年, Genève, cat. no. 50, repr.
1997 国立西洋美術館展─愛と生命の響き: ルネサンスから近代への西洋美術の流れ, 新潟県立近代美術館, 1997年4月12日-1997年5月18日, cat. no. 10
1998 イタリアの光─クロード・ロランと理想風景, 国立西洋美術館, 1998年9月15日-1998年12月6日, cat. no. 117
2000 西美をうたう: 短歌と美術が出会うとき, 国立西洋美術館, 2000年7月25日-2000年10月29日, cat. no. 24
2007 [国立美術館巡回展] 国立西洋美術館所蔵 ヨーロッパ美術の精華―神々と自然のかたち―, 姫路市立美術館, 2007年11月4日-2007年12月2日, 15

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ジャン=マルク・ナティエ
パリ, 1685年 - パリ, 1766年
Jean-Marc Nattier
Paris, 1685 - Paris, 1766

マリー=アンリエット・ベルトロ・ド・プレヌフ夫人の肖像
Portrait of Madame Marie-Henriette Berthelot de Pléneuf

制作年 1739年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 101.8 x 82.8
署名・年記 左下、壺の胴部に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1979-0002
ナティエはニコラ・ド・ラルジリエールの影響を受けて、宮廷の貴婦人たちを神話の中の人物の姿を借りて描くというフォンテーヌブロー派の伝統を復活させた。彼はこの種の肖像画を多数制作したが、それはその典型的な作例の一つであり、ここではモデルを川ないし泉の精に擬して描いている。こうした優美な描写は、その銀灰色に煙るような色彩とあいまって、女性の肖像画家としてのナティエの資質を垣間見せているが、一方では行き過ぎた理想化に対して当時から批判もあり、彼の晩年には既に、時代の趣味とはかけ離れたものとなっていた。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 51)

展覧会歴
1997 国立西洋美術館展─愛と生命の響き: ルネサンスから近代への西洋美術の流れ, 新潟県立近代美術館, 1997年4月12日-1997年5月18日, cat. no. 8
2000 西美をうたう: 短歌と美術が出会うとき, 国立西洋美術館, 2000年7月25日-2000年10月29日, cat. no. 23


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国立西洋美術館 5 [国立西洋美術館]

今日はジメジメの雨・・・・。

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ユベール・ロベール
パリ, 1733年 - パリ, 1808年
Hubert Robert
Paris, 1733 - Paris, 1808

モンテ・カヴァッロの巨像と聖堂の見える空想のローマ景観
Imaginary View of Rome with the Horse-Tamer of the Monte Cavallo and a Church

制作年 1786年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 161 x 107
分類 絵画
所蔵番号 P.1977-0002
この一対をなす作品は、イタリアから帰国後、ロベールの筆致が最も円熟した時期に制作されたものである。彼の数多くの風景画に見られるように、この《ローマのファンタジー》においても、例えば、カンピドリオ広場にあるマルクス・アウレリウス帝騎馬像やトラヤヌス帝記念柱など、実際には別々の場所にある古代の有名な作品が、一画面上に複合構成されている。ロベールは1782年および91年にロシアの女帝エカテリーナから招きを受けるほど、当時のロシアでも高く評価されていたが、ロシアには赴かず、その代わりに数多くの作品を同地に送った。ロシア貴族旧蔵のこの両作品もその一部なのかも知れない。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 53)
展覧会歴

1978 ヨーロッパの風景画, 国立西洋美術館, 1978年9月14日-1978年10月26日, cat. no. 38, repr.
1997 国立西洋美術館展─愛と生命の響き: ルネサンスから近代への西洋美術の流れ, 新潟県立近代美術館, 1997年4月12日-1997年5月18日, cat. no. 13

SANY0835.JPG
ユベール・ロベール
パリ, 1733年 - パリ, 1808年
Hubert Robert
Paris, 1733 - Paris, 1808

マルクス・アウレリウス騎馬像、トラヤヌス記念柱、神殿の見える空想のローマ景観
Imaginary View of Rome with Equestrian Statue of Marcus Aurelius, The Column of Trajan and a Temple

制作年 1786年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 161 x 107
署名・年記 中央下、水盤に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1976-0002

同上

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ジャン=ヴィクトール・ベルタン
1767年 - 1842年
Jean-Victor Bertin
1767 - 1842

イタリア風景
Italian Landscape (Le Paysage d'Italie)

制作年 1812年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 75.0 x 109.0
分類 絵画
所蔵番号 P.2006-0002

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国立西洋美術館 6 [国立西洋美術館]

最近、自信が無くなってきた。。。orz

SANY0836.JPG
ジャン=ヴィクトール・ベルタン
1767年 - 1842年
Jean-Victor Bertin
1767 - 1842

イタリア風景
Italian Landscape (Le Paysage d'Italie)

制作年 1812年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 75.0 x 109.0
分類 絵画
所蔵番号 P.2006-0002

SANY0837.JPG
ニコラ・ランクレ
1690年 - 1743年
Nicolas Lancret
1690 - 1743

眠る羊飼女
Sleeping Shepherdess

制作年 1730年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス(楕円形)
寸法(cm) 71 x 84.5
分類 絵画
所蔵番号 P.1979-0005
18世紀の前半、公園や田園で楽しげに愛を語らう上流階級の人々の様子を描いた、フェット・ギャラント(雅宴画)と呼ばれるジャンルが成立した。ランクレはアントワーヌ・ヴァトーの影響の下にこのジャンルを継承したが、ヴァトーの作品がどこか憂愁をたたえているのに対して、より牧歌的で明るい光景を好んで取り上げた。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)
展覧会歴
1951 Twenty Masters of Painting, Museum of Fine Arts, Huston, 1951年1月14日-1951年2月4日, cat. no. 6, repr.
1955 If Wishes Could Buy , Baltimore Museum of Art, Baltimore, 1955年-1956年, (no catalogue)
1978 ロココ:18世紀フランス絵画の詩と夢, 西宮市大宮記念美術館, 1978年1月14日-1978年2月12日, cat. no. 5, repr.

SANY0838.JPG
ジャン=ヴィクトール・ベルタン
1767年 - 1842年
Jean-Victor Bertin
1767 - 1842

ギリシアの風景
Landscape, Site of Greece (Paysage, Site de la Grèce)

制作年 1812年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 75.0 x 109.0
分類 絵画
所蔵番号 P.2006-0003


なんかこの間、荒しっぽいコメントを読んでしまって就職できない気がしてしまった。
やはり、こんなオレ様は求められている人材ではないのだろう。
(って、こんなこと書いてたらプラスになんねえしな!前向きに行こうっと♫^^)
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国立西洋美術館 7 [国立西洋美術館]

逆境こそ、美しい花が咲く。

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ティントレット(本名ヤコポ・ロブスティ)
ヴェネツィア, 1518年 - ヴェネツィア, 1594年
Tintoretto (Jacopo Robusti)
Venice, 1518 - Venice, 1594

ダヴィデを装った若い男の肖像
Portrait of a Young Man as David

制作年 1555-60年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 124.5 x 96.5
分類 絵画
所蔵番号 P.1971-0002
この作品はイギリスの著名な美術史家ケネス・クラーク卿がかつて所蔵していたもので、肖像の主を、旧約聖書(「サムエル記」上17章)で名高いイスラエルの英雄ダヴィデの姿を借りて表現している。左側の背景にはダヴィデに殺されたペリシテ人ゴリアテの屍体と敗走する敵軍が「ドラクロワを想わせる」(クラーク卿)動感ゆたかな筆致で描き出されている。制作時期については1544-50年とする説(フォン・デル・べルッケン)と1550年代後半とする説(パルッキーニ、ロッシ)があるが、後者の方が妥当であろう。描かれている人物はおそらくダヴィデという名をもった名家の青年と思われる。なおベネシュは、ティントレットの孫弟子にあたるフランドルの画家ヒリス・ファン・ファルケンボルフ(1570頃-1622)がペリシテ人たちの闘争の場面を描き加えたとの仮説を出しているが、ロッシは否定している。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 18)

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バルトロメオ・モンターニャ (に帰属)
オルジヌオーヴィ?, 1450年頃 - ヴィチェンツァ, 1523年
Bartolomeo Montagna (attributed to)
Orzinuovi?, c. 1450 - Vicenza, 1523

城の見える風景
Landscape with Castles

制作年 15世紀末-16世紀初頭
材質・技法・形状油彩、板(円形)
寸法(cm) 139.7 (直径) x 139.7
分類 絵画
所蔵番号 P.1978-0003
この作品は、ささくれ立ったような岩肌の山を背にして、水辺の風景が画面手前を占め、その向こう左手は教会堂や家の建ち並ぶ静かな町の光景となり、そこから蛇行する道を登り詰めると遠く中央に聳える城に達するという、モティーフ豊かな変化に富んだ風景画である。当時としては、このように純粋な風景画は極めてまれであり、また鴨や右上の城がたち切られたようになっているので、本来はもっと大きな絵の一部ではなかったかと考える研究者もいる。作者に関しては諸説があり、これまでB.ベレンソンはフィレンツェ派の画家ピエロ・ディ・コジモ(1461/62-1521?)とし、R.オッフナーはヴェネツィア派の画家ヴィットーレ・カルパッチョ(1465-1521)に帰している。しかしながらM.バッチは、その著『ピエロ・ディ・コジモ』の中で、風景は明らかにトスカーナ地方のそれとは異なり、また建築物はヴェネト地方に見られるものであることから、ヴェネト地方の画家の作であろうと推定した。最近ではE.フェイ(口頭による)やL.プッピがモンターニャ説を出し、有力な見解となっている。いずれにせよ今後の研究が待たれる興味深い作品である。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 14)

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16世紀エミリア派(アレッサンドロ・ベドリ?)
Emilian School of the 16th century (Alessandro Bedoli?)

ヴィーナスとキューピッド
Venus and Cupid

材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 104 x 62
所蔵経緯 旧松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1962-0003

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国立西洋美術館 8 [国立西洋美術館]

ニコタの記事も本格的になっちゃった・・・。


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ベルナルド・カヴァッリーノ
ナポリ, 1616年 - ナポリ, 1656年頃
Bernardo Cavallino
Naples, 1616 - Naples, c. 1656

ヘラクレスとオンファレ
Hercules and Omphale

制作年 1640年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 127 x 180.3
分類 絵画
所蔵番号 P.1999-0002
本作品は、画業半ばで生涯を終えたナポリ派の画家ベルナルド・カヴァッリーノの作品の中でも極めて珍しい世俗主題を扱った名作で、画家が34歳頃に描いたと考えられている。暗い背景の左側から差す光によって生み出された非論理的で危うげな空間描写には、ナポリ派カラヴァッジズムの優れた表現手法を堪能できる。主題は、12の難行を終えた英雄ヘラクレスがリュディアの女王オンファレのもとで糸紬ぎの労働をさせられるという物語。肉体に自信のあるヘラクレスも女性の仕事である糸紬ぎに難儀をしているらしく、その不器用さを、当時の普通の女性を映し出したかのような人物たちが笑いの種としている。ヘラクレスとオンファレはこの出合いを切っ掛けとして恋に落ちることとなるのだが、陰から姿を見せているアモールの不安げな表情は、その恋の行く末を暗示している。ヘラクレスの粗野な肉体描写には、当時ナポリで活躍していたフセペ・デ・リベーラ(1591-1652)の影響を認めることができる。ルネサンスの数学的論理的空間構成とは異なる、カラヴァッジズムの影響の色濃い、明暗と色彩によって表わされたバロック的な空間に加え、画面中央のかすかに延びる細い糸の表現や画面右下の籠の描写には、カヴァッリーノの優れた技巧を確認することができる。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006, cat. no. 20)

SANY0843.JPG
グイド・レーニ
ボローニャ, 1575年 - ボローニャ, 1642年
Guido Reni
Bologna, 1575 - Bologna, 1642

ルクレティア
Lucretia

制作年 1636-38年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 101.5 x 82.0
分類 絵画
所蔵番号 P.2001-0001
ルクレティアは、ローマ史に登場する女性で、タルクィニウス・コッラーティヌスの妻。ローマ王の息子セクトゥス・タルクィニウスによる陵辱を恥じとして、短剣で胸を突いて自殺した。この事件は王政に対する反感を盛りあげ、ローマが共和制に移行するきっかけとなった。美術の主題としての彼女は、貞節に殉じた女性、悪徳に対する報いの象徴と解釈される一方で、キリスト教倫理に反して自殺した女性として、両義的な意味をもって描かれている。本作を描いたグイド・レーニは、グエルチーノと並んで、17世紀のボローニャ派を代表する画家。ラファエッロや古代の画家を深く研究し、古典主義的な様式を示しているが、本作ではさらに、後期の特徴となる洗練された、色調の抑制された描法を見せている。(出典: 展示室キャプション)

SANY0844.JPG
エドワールト・コリール
1643年頃 - 1710年
Edwaert Collier
c. 1643 - 1710

ヴァニタス-書物と髑髏のある静物
Vanitas - Still Life with Books and Manuscripts and a Skull

制作年 1663年
材質・技法・形状 油彩、板
寸法(cm) 56.5 x 70
署名・年記 左下にモノグラムと年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1998-0003
コリールは17世紀後半のオランダの静物画家、肖像画家。彼は髑髏、地球儀、楽器などからなる、現世のはかなさや虚栄に対する警告としてのヴァニタス画を得意とし、とりわけ書物を含む静物画を多数制作した(書物=学識もしばしば現世的なものの象徴と考えられた)。髑髏、火が消えたばかりで煙がのぼる燭台、時計、砂時計、財布、倒れたグラス、ショーム(オーボエの前身)などが所狭しと並んでいる。一見、無造作に放置されたように見えるが、2本の対角線に沿って慎重に構図が決定されたことがわかる。画面前景中央の紙片には『詩篇』第26章の一節が引用されており、この作品のメッセージが端的に要約されている。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

この上の作品スゴイですよね。
世界や人の無常さを感じる。
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国立西洋美術館 9 [国立西洋美術館]

今日は・・・・原稿を書かなきゃ!


SANY0845.JPG
アドリアーン・ファン・ユトレヒト
アントウェルペン, 1599年 - アントウェルペン, 1652年
Adriaen van Utrecht
Antwerp, 1599 - Antwerp, 1652

猟の獲物と野菜のある静物
Still Life with Games and Vegetables

制作年 1648年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 81.5 x 115.5
署名・年記 右上、銅製のバケツの上に署名
分類 絵画
所蔵番号 P.1992-0006
さまざまな種類の肉、鳥、魚、野菜で溢れんばかりの厨房や市場の光景を描いたアールツェンやブーケラールの伝統を継承するかたちで、17世紀のフランドルにおいては果物や野菜に猟の獲物を描いた静物画や生きた鳥獣を描いた動物画が流行した。アドリアーン・ファン・ユトレヒトはスネイデルスやヤン・フェイトと並ぶこの絵画ジャンルの代表的画家である。画面左側のモリバト、野兎、ガチョウは足を紐で縛られて逆さにつり下げられており、野兎の頭部と両足、ガチョウの頭部はテーブル板にまで達している。画面ほぼ中央にはキジが描かれており、その首と頭部はテーブル板から垂れ下がっている。その右後方には大きな銅製のバケツが描かれ、その上には画家の署名と1648年という制作年が記されている。バケツの手前にはアーティチョークとカボチャが置かれている。全体は暗褐色の色調でまとめられ、フランドル静物画の一般的傾向である強い装飾的性格とは一線を画すものとなっている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 32)

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コルネリス・ド・ヘーム
ライデン, 1631年 - アントウェルペン, 1695年
Cornelis de Heem
Leyden, 1631 - Antwerp, 1695

果物籠のある静物
Still Life with a Basket of Fruit

制作年 1654年頃
材質・技法・形状 油彩、板
寸法(cm) 44.5 x 72.5
署名・年記 左下、机の縁に署名
分類 絵画
所蔵番号 P.1990-0002
コルネリス・ド・へームは17世紀ネーデルラントを代表する高名な静物画家ヤン・ダフィッツゾーン・ド・へームの息子である。コルネリスは、恐らく、この父のもとで静物画家としての修行を積んだものと思われる。横長の構図をもつ本作品はコルネリスの初期作品であり、暗緑色の壁の前に、緑色の布が掛けられた木製のテーブルが画面に平行に置かれている。画面左にはむき出しになったテーブル板の奥行きを示す左から右へと走る斜めの線が見られる。この斜線が構図の基本となっており、テープルのやや右寄り中央部では葡萄、桃、杏、桜桃の入った籠が、左側を上にして、この線に呼応するように斜めに配されている。その左側では2個の胡桃、レモン、葡萄の房および葉によってやはり斜線が形成されている。籠がメロンの上に斜めに置かれているため、龍の中身がこぼれ落ちそうになっていたり、果肉の一部が見えるようにレモンやメロンが切り取られている描写などは、この時期のオランダ静物画にしばしば観察されるモティーフである。それらは時にヴァニタスの意味を伝えることもあったが、本作品にそのような象徴的意味を求めることは難しい。緑を基本とした色調にレモンの黄、桜桃の赤がアクセントを添えている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 34)


           SANY0847.JPG
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国立西洋美術館 10 [国立西洋美術館]

ワールドカップに燃えて今日も暑かった・・・。
創価学会員選手を出さなかったのが勝利の要因の一つだったかな?

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ヨハン・ハインリヒ・フュースリ
チューリヒ, 1741年 - ロンドン, 1825年
Johann Heinrich Füssli
Zürich, 1741 - London, 1825

グイド・カヴァルカンティの亡霊に出会うテオドーレ
Theodore Meets in the Wood the Spectre of His Ancestor Guido Cavalcanti

制作年 1783年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 276 x 317
分類 絵画
所蔵番号 P.1983-0001
有名な《夢魔》の2年後に描かれた、フュースリの初期の代表作の一つと言ってよい大作である。フュースリの作品の中にはシェイクスピアを初めイギリス文学に題材を取ったものが多いが、この作品は、ボッカチオの『デカメロン』中の「ナスタジョ・デリ・オネスティの物語」を17世紀のイギリスの詩人ドライデンが翻案した詩「テオドーレとホノーリア」を下敷としている。すなわち、ここに描かれているのは、ドライデンの「テオドールとホノーリア」に表わされた一場面――恋するホノーリアから冷淡にあしらわれたラヴェンナの青年テオドーレが、ラヴェンナ郊外の森の中を歩いていると、やはり同じように恋人から冷酷な仕打ちを受けたため自らの命を断ったグイド・カヴァルカンティの亡霊が、裸身で逃げ惑うその恋人に獰猛な犬をけしかけているのに出くわす、という場面である。フュースリはここでは、ドライデンがもとにしたボッカチオによる物語をも踏まえたうえで、ドライデンがとりわけ強調した劇的な状況を、緊密な構成と古代彫刻研究に基づいた堅固な人体表現とによって見事に絵画化している。この大作は第三代オーフォード伯爵、ジョージ・ウォルポールの注文によって描かれ、ノーフォークにあるその居城ホートン・ホールに飾られた作品で、その後、一族に伝えられ、ごく最近までホートン・ホールに保管されていたものである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 57)

この画を見たときは、まるで落雷を受けたような衝撃でした。
まさにリアル!
壁に大きく掲げられたこの画は、見る人の息を飲ませるほど(死の)圧巻を与える。

SANY0849.JPG
ジャン=フランソワ・ミレー
グリュシー, 1814年 - バルビゾン, 1875年
Jean-François Millet
Gruchy, 1814 - Barbizon, 1875

春(ダフニスとクロエ)
Spring (Daphnis and Chloë)

制作年 1865年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 235.5 x 134.5
署名・年記 右下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0146
ミレーは、1864年4月、アルザス地方の町コルマールの銀行家トマから「四季」を主題とする3点のタブロー(春、夏、冬)と1点の天井画(秋)の制作を依頼された。それらは翌年に完成し、9月にトマの館の食堂に据え付けられた。本作品はその中の《春》であり、ロンゴスの作と伝えられる有名な古代ギリシャの田園小説『ダフニスとクロエ』に題材を得ている。それは、牧人夫妻に育てられた二人の捨て子ダフニスとクロエが幼い愛を育て、多くの微笑ましい曲折の末に結ばれるという物語である。この時代、ミレーの関心はおもに農民の生活に向けられていたが、ここでは、かつて1840年代に神話画や牧歌的主題の作品を学んだ時の経験が生かされ、それがフォンテーヌブローの自然への愛と見事に結びつけられている。この時代の彼の作品の特徴として、形態は単純化された上、明暗との関連の中に彫塑的に把握され、全体にモニュメンタルな印象を与えている。本作品の姉妹作である天井画《秋》は既に失われたが、古代ローマの豊饒の女神ケレスを描いた《夏》はボルドー美術館に、またアナクレオンの物語に題材を得た《冬》は山梨県立美術館に、それぞれ所蔵されている。 (出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 61)

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ジャン=バティスト=カミーユ・コロー
パリ, 1796年 - パリ, 1875年
Jean-Baptiste Camille Corot
Paris, 1796 - Ville d'Avray, Paris

ナポリの浜の思い出
Reminiscence of the Beach of Naples

制作年 1870-72年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 175 x 84
署名・年記 左下に署名
分類 絵画
所蔵番号 P.1970-0003
コローは生涯に三度イタリアに旅行しているが、彼が本作品の主題であるナポリを訪れたのは最初の遊学の際のただの一度に過ぎず、しかもかなり短期間であったと推定される。その時、彼はナポリの城、ヴェスヴィオス山、イスキア、アマルフィなどを描いたスケッチ風の小品を数点残しているが、このナポリ旅行は非常に印象深かったらしく、後年1840-42年には友人ロベールのために壁画《ナポリの田舎の思い出》(ルーヴル美術館)を制作し、また同時期に《ナポリの周辺》(スプリングフィールド美術館)を描いて1841年のサロンに出品、さらに20年余りのちの1863-65年には《ソレントの羊飼いの踊り》(ルーヴル美術館)を描いている。本作品はこのナポリ旅行に想を得た作品としては年代的に最後に位置し、コローの晩年の画風を如実に示している。彼の作品としては大作に属し、それも縦長の画面を大胆に用いて、両側に高く、葉が煙るように揺れる樹木を配し、遠方に明るいナポリの浜を描くという熟考された画面構成を示す。木蔭をなす前景では幼児を抱いた女とタンバリンを左手にかかげた女が手をつないで踊っている。このようなモティーフは《ナポリの周辺》にも見られたが、本作品の場合は、それに加えて銀灰色の微妙なニュアンスが画面全体を支配しており、いかにも追憶の光景に相応しい雰囲気が醸し出されている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 60)

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国立西洋美術館 11 [国立西洋美術館]

今日は機関紙の編集会議です。

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ギュスターヴ・ドレ
1832年 - 1883年
Gustave Dore
1832 - 1883

ラ・シエスタ、スペインの思い出
La Siesta, Memory of Spain

制作年 1868年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 278.1 x 191.8
署名・年記 左下に署名: Gve. Dore'
分類 絵画
所蔵番号 P.2005-0007

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ギュスターヴ・クールベ
オルナン, 1819年 - ラ・トゥール・ド・ペイル, 1877年
Gustave Courbet
Ornans, 1819 - La Tour-de-Peilz, 1877


Waves

制作年 1870年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 72.5 x 92.5
署名・年記 左下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0062
1860年代後半、クールベはトルーヴィルやエトルタなどの英仏海峡に面した海岸をよく描いた。この地方の海岸はコロー、ブーダン、モネなどの制作の舞台であり、彼らは活動の中心地の名にちなんで「サン=シメオン派」と名付けられていたが、クールベもまた、その最も活動的なメンバーの一人であった。1868年にはマネ、モネ、ブーダンと共にル・アーヴルの「国際海景画展」に参加している。この《波》は1869年にエトルタで描かれたと推定される作品で、その絶え間なく変化し続ける波と空は、クールベの驚嘆すべき筆力によって不動の実在となっている。重くふさがれた空の下に巨大な波が白い波頭をあげて今まさに崩れかかろうとしている。その一瞬の動きをメチエで捉え、あたかも巨大な岩のように画面に定着させている。本作品には、同じ年に描かれたと推定されるほぼ同じ構図の異作が数点存在する。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 65)


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国立西洋美術館 12 [国立西洋美術館]

いやはや、いろいろな原稿を頼まれた[あせあせ(飛び散る汗)]


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カミーユ・ピサロ
セント・トーマス島, 1830年 - パリ, 1903年
Camille Pissarro
Saint Thomas, 1830 - Paris, 1903

冬景色
Winter Landscape

制作年 1873年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 52 x 81
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0166
ピサロは、温厚な性格と、他の画家たちより年長であることから、印象派グループのまとめ役として重要な役割を果たした。この作品に描かれているのは1872年から彼が住んだポントワーズの風景である。前景から左手奥に向かう道や土手のカーヴ、ゆるやかな弧を描く丘陵の線に対し、樹々と電柱の垂直線が、単純ではあるが引き締まった構図を作り出している。印象派の風景画に特徴的な光と影の戯れより、ここでは、薄日の差す冬枯れの野の侘しげな情趣が画面を支配している。彼の作品には、他の印象派の画家たちにはない構築的な造形と堅牢なマティエールが見られるが、それは本作品にも示されている。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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カミーユ・ピサロ
セント・トーマス島, 1830年 - パリ, 1903年
Camille Pissarro
Saint Thomas, 1830 - Paris, 1903

立ち話
Conversation

制作年 1881年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 65.3 x 54
署名・年記 左下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0165
1870年代末から1880年代にかけては、他の印象派の画家たちの場合と同様、ピサロにとっても一つの大きな転換期であった。モネ、ルノワール、シスレーらが参加しなかった1881年の第六回印象派展はその象徴であり、この時期から印象派の画家たちは、それぞれ独自の道を辿りはじめた。1870年代末に活動の行き詰まりを感じていたピサロは、それをいくつかの試みによって突破しようとする。一つは版画の試みであり、また一つは新しい主題の分野での試みであり、さらには、ゴーガン、スーラ、シニャックといった若い世代の画家たちとの交流による新しい技法の探究であった。この《立ち話》も、そのような新しい探究の現われの一つであり、技法的に見ると、1880年代後半に彼がスーラの影響下に採用する点描技法の前段階がはっきりと窺われる。また主題的には、それまでの風景に代わって人物が中心となっている。この作品は1882年の第七回印象派展に展示されたが、そこに出品された36点のピサロの作品中27点は、本作品と同様、ポントワーズ近郊の農民の姿を描いたものであった。これら農民を描いたピサロの作品は、しばしばミレーの農民画と比較されるが、ピサロは、ミレーのように農民の姿を劇的に理想化することはせず、その姿をなんの誇張もなしに日常的な姿態の中に描き出している。しかし、それ故にピサロの農民像は、ミレー以上に、真実らしさと親密感を示してくれる。加えてピサロの農民像に感じられる特徴は、人間とそれを包む込む自然の緊密な関係であり、そのことは、人物と道や樹々といった自然の対象を描くタッチの扱いに殆ど違いの見られない本作品にも当てはまるであろう。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 80)

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ピエール=オーギュスト・ルノワール
リモージュ, 1841年 - カーニュ=シュル=メール, 1919年
Pierre-Auguste Renoir
Limoges, 1841 - Cagnes-sur-Mer, 1919

帽子の女
Woman with a Hat

制作年 1891年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 56 x 46.5
署名・年記 右上に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0181
1880年代の「アングル時代」、または「酸っぱい様式の時代」から抜け出して、いわゆる「真珠色の時代」に入った頃の作品である。印象主義からいったん古典的傾向に戻ったのち、1890年代にルノワールは再び新たな方向をとり、以後、裸婦や肖像を主題に、多彩な色感、柔らかな質感をたたえた作風を発展させて行く。この《帽子の女》もそのような作例の一つで、さまざまな色彩が白と混じり合って繊細な輝きを放つ様は、まさに「真珠色の時代」という呼び名にふさわしい。同じモデルを同じ服装で、斜め後ろから捉えた作品がアメリカのメロン・コレクションにある。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 83)

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国立西洋美術館 13 [国立西洋美術館]

明日は企業研究だ。

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アルフレッド・シスレー
パリ, 1839年 - モレ=シュル=ロワン, 1899年
Alfred Sisley
Paris, 1839 - Moret-sur-Loing, 1899

ルーヴシエンヌの風景
Landscape at Louveciennes

制作年 1873年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 54 x 73
署名・年記 右下に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1981-0004
1871年、パリ・コミューンの間に、シスレーはパリの西方約30キロの地にある小村ルーヴシエンヌに移り住み、以後1874年夏からの4ヵ月にわたるイギリス旅行をはさんで、同年暮までルーヴシエンヌで過ごした。この間も、ここを拠点としながらモネやルノワールと共にアルジャントゥーユでセーヌ河の風景を描いたり、マルリーの森に出掛けて制作するなど、彼の足跡はイル=ド=フランスの各地に及んでいるが、1873年にはほとんどルーヴシエンヌにいて、この村落や周辺の風景の制作に没頭している。本作品はその1873年にこの小村付近の風景を描いたものである。起伏のある野に1本の小径が斜めに走り、その小径を辿る添景の二人の人物を通じて、見る者の視線は奥へいざなわれる。とりたてて目をひくものもない風景であるが、前景の草叢から草原ごしに広がる森へ、そして彼方の丘陵や広大な空への空間が、実に的確な遠近感をもって表現されている点で、空間の秩序に大きな関心があったこの画家の初期の作品傾向を良く示している。色彩は非常に地味に抑えられているが、各対象の微妙な色どりを捉えるヴァルールには清新さがある。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 79)

SANY0859.JPG
エドゥアール・マネ
パリ, 1832年 - パリ, 1883年
Édouard Manet
Paris, 1832 - Paris, 1883

花の中の子供 (ジャック・オシュデ)
Boy in Flowers (Jacques Hoschedé)

制作年 1876年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 60 x 97
署名・年記 右下に署名
分類 絵画
所蔵番号 P.1982-0001
1876年の夏、マネは印象派の画家たちの庇護者であった実業家エルネスト・オシュデ(彼の妻アリスはのちにモネの後添いとなる)の招きによりパリの東、セーヌ=エ=オワーズ県にある小村モンジュロンを訪れた。この2週間程の滞在中に数点の絵と共に描かれた本作品はオシュデの別荘内の戸口上部を飾るためのものであったが、未完のままパリに運ばれて、1883年のマネの死に至るまでそのアトリエに置かれていたことが知られている。画中、オシュデ家の庭園の草花の中に埋もれて描かれているのは、オシュデの6人の子供のうちの一人長男ジャックである。その傍らには、マネの作品に時おり登場する装飾鉢が置かれている。この頃のマネは黒の多用と平塗りの手法を基調にした1860年代の作風を捨て、印象派、ことにモネの影響の下に、明るい色彩と生動感の溢れる筆触の効果を用いて、戸外の光の下での「現代生活」という主題を追求していたが、この作品には、技法、主題の上で、そのようなマネの1870年代の作品がもつ諸特徴を認めることができよう。また、極めて装飾的なコンポジションには、日本美術、とりわけ琳派の影響も指摘されている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 68)

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ピエール=オーギュスト・ルノワール
リモージュ, 1841年 - カーニュ=シュル=メール, 1919年
Pierre-Auguste Renoir
Limoges, 1841 - Cagnes-sur-Mer, 1919

アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)
Parisiennes in Algerian Costume or Harem

制作年 1872年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 156 x 128.8
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0182
これまで多くの展覧会に出品され、またルノワール関係の文献において必ず言及される、ルノワール初期の代表作である。ルーヴル美術館所蔵のドラクロワの名品《アルジェの女たち》(1834年)にヒントを得て描かれたもので、構図は縦長になっているが、登場人物、場面の雰囲気、アラブ風の多彩な装飾など、ドラクロワの作品のあとをはっきり留めている。当時ルノワールはドラクロワの作品を模写しており、このロマン派の巨匠から、その鮮やかな色彩効果と劇的表現を学んだ。この作品においでもドラクロワ風の暖かい色彩が、豊かな金髪や赤を主調とする絨毯、装飾品、衣裳などにはっきりと窺われる。これはルノワールが31歳の時の作品であるが、この頃以降ルノワールは、印象主義的傾向をはっきりと示し、一層明るい色彩表現に向かうようになる。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 82)

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国立西洋美術館 14 [国立西洋美術館]

今日は・・・お昼から大学です。

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ピエール=オーギュスト・ルノワール
リモージュ, 1841年 - カーニュ=シュル=メール, 1919年
Pierre-Auguste Renoir
Limoges, 1841 - Cagnes-sur-Mer, 1919

木かげ
In the Woods

制作年 1880年頃
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 55.8 x 46.3
署名・年記 右下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0183
モネやシスレー、ピサロなどの他の印象派の画家たちに比べ、人物を好んで描いたルノワールには、風景画は決して多くはないが、筆触分割によって明るい外光を捉えようという試みは、いくつかの優れた風景画を生みだした。ここでは、点描にも似た細かな筆触で、林の緑と大気の存在が、見事に表現されている。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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ウジェーヌ・ブーダン
オンフルール, 1824年 - ドーヴィル, 1898年
Eugène Boudin
Honfleur, 1824 - Deauville, 1898

トルーヴィルの浜
Beach of Trouville

制作年 1867年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 63 x 89
署名・年記 左下に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1985-0001
ブーダンは戸外習作を多く行なったため、大画面の作品は少なく、また、サロン出品作も全生涯で91点しかない。とくに1870年以前は15点と僅かである。これらの初期の力強く新鮮味溢れる作品の中で特に重要なのは、1860年制作のミネアポリス美術研究所の《トルーヴィルの浜の情景》であるが、この作品はそれに次ぐ重要なものと言えよう。1859年、ボードレールはサロン評の最後の部分で、以下のような注文をつけている。「私が大都会風景とでも呼びたいと思っているもの、すなわち人間と記念物との力強い集合から生まれる偉大と美との集まりもここには欠けている」。この言葉がきっかけになったのかは定かでないが、翌年のサロン出品作(ミネアポリス)、1866年サロン出品作《トルーヴィルの浜の情景》(アッパーヴィル、個人蔵)、この作品などにおいて、それまでの主な関心が自然風景の表現だったのとうって変わって、浜に憩う人々の群れを、フリーズ状に描き出した。彼がこの頃から頻りに訪れたトルーヴィルは、パリの人々の避暑地として最先端の流行の土地であり、そこにはボードレール言うところの「現代生活」の風俗が至るところで見られたのである。この作品はすなわち、1860年頃からブーダンが試みた、戸外風景の中における人物群像の一つの決算である。高い空の表現にはボードレールによって「気象学的美の世界」と呼ばれた広がりと奥行を表わす微妙なニュアンスが用いられ、その下には海浜生活を楽しむ華やかな人々の集団が、画面に平行のフリーズ状に様々に描き込まれる。全体に灰青色のトーンの中に、赤が力強いアクセントをもたらしている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 69)

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

雪のアルジャントゥイユ
Snow in Argenteuil

制作年 1875年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 55.5 x 65
署名・年記 右下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref.
Wildenstein 351
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0150
パリから鉄道で僅かの距離にあったセーヌ河沿いの町アルジャントゥイユは、日曜ともなればボート遊びの行楽客が集う典型的なパリの近郊都市であった。モネは、妻カミーユ、生まれたばかりの長男ジャンと共に1871年から78年までこの地に滞在した。ほぼ7年間にわたるこのアルジャントゥイユ時代は、印象主義者モネにとっての様式の完成期ともいえ、多くのみずみずしい感覚に溢れた作品が生みだされた。とりわけモネが惹かれたモティーフは、セーヌ河を往き来するヨットであったが、この作品《雪のアルジャントゥイユ》にみられるような、市街の風景も数多く制作された。1875年の冬に描かれたこの絵に表わされているのは、まだ整備されて間もない新市街のサン=ドニ大通りと鉄道の駅舎である。モネは、戸外で絵を描く方法を採り始めてからすぐ雪景色を描いている。他の仲間の画家たちがあまり関心を示さなかったこの題材に対して、モネは積極的に取り組み、白い雪の上に戯れる繊細な光の効果を追求した。ぼたん雪が舞いおりる風景があったり、この絵のように雪晴れの明るい朝の風景があったり、モネは自然の変容に振りまわされるどころか、微妙な陰影に敏感に反応することができた。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 71)

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国立西洋美術館 15 [国立西洋美術館]

繊細で麗しい絵に安堵。。。♪

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

舟遊び
On the Boat

制作年 1887年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 145.5 x 133.5
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref.
Wildenstein 1152
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0148
1883年、モネは妻カミーユ亡きあと、1892年には正式に結婚することとなるアリス・オシュデとその子供たちを連れてウール県ジヴェルニーに移り住む。屋敷からほど近い、セーヌ河に注ぐ支流エプト川に小舟を浮かべて遊ぶ一家の姿を幾度となく描いたのは、この地に定住して間もなくのことであった。本作品は、それら一連の「舟遊び」の主題を描いた作品の中でも、特に完成度の高い作例である。モネの扱った主題の中に、初期の《庭の女たち》(1867年、オルセー美術館)に代表されるような、戸外の光の光の中にたたずむ婦人像があるのは見逃せない。モネを、風景のみを愛した画家とは単純にいい切れないことを示すこのような作例は、1860年代、70年代に多く、画家が次第に光と色彩の効果に専心するにつれて姿を消して行くが、1880年代にも、本作品を初めとして時折姿を現している。画面を覆う青とばら色、緑とヴァーミリオンの鮮やかな対比の中に夢のような優雅な姿で描かれているのは、印象派の有力な援助者であった前夫のエルネスト・オシュデとアリスとの間に生まれた四人の娘たちの内の二人、シュザンヌとブランシュである。大胆に小舟を半分に断ち切った構図は、西洋絵画としては異例であるが、これはモネが写真術や日本の浮世絵版画から学びとったものであろう。しかし、モネは、水面を大きくとり、そこに映った影の表現に鋭い関心を払っているのである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 73)

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国立西洋美術館 16 [国立西洋美術館]

寝苦しい夜が続きます・・・。

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

ネレイスたち
Nereides

制作年 1887年以前
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 43 x 47 x 35
署名・年記 台座正面右下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0035
この群像は、ネレイデス、あるいはセイレーンの名で知れられ、《地獄の門》の左扉中央にも見られる。3人の娘たちはギリシャ神話に登場する海神の娘、海の精で、航行する舟人をその美しい声で魅惑し難破させたと伝えられる。1900年に催されたロダン展のカタログ中では《ニオベの娘たち》とされ、ワグナーの『ラインの黄金』の中に登場する「ラインの娘たち」と比較されている。ともあれ、揺れ動く波が一瞬幻覚を生み出したような、音楽的、触覚的なムーヴマンは、彫刻においてはロダンの独創性に負う所が大きいが、これはまさしく、アール・ヌーヴォーの工芸や建築など、世紀末のヨーロッパの感受性を支配した感覚そのものである。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

フギット・アモール(去りゆく愛)
Fugit Amor (Fugitive Love)

制作年 1887年以前
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 36 x 45 x 20
署名・年記 台座背面に署名, 台座正面に鋳造銘
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0022
「フギット・アモール」は、逃げ去る愛、消えゆく愛を意味するラテン語である。頭に両手を当て、うつぶせに伸びあがるような曖昧なポーズの若い女、その背からずり落ちそうな不安定な位置で仰向けになって、尽きようとする力をふりしぼって両腕を女性の胸にまわそうとする男。はかなく消え去る愛、渇望しつつ永遠に到達することのできない確かな愛、そして決して手中にすることのできない絶対的な真や美を象徴している。《地獄の門》の右扉で、この群像は2カ所にはっきりとした姿を浮かび上がらせている。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

陽を浴びるポプラ並木
Poplars in the Sun

制作年 1891年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 93 x 73.5
署名・年記 右下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref. Wildenstein 1305
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0152
光の戯れと反映を何よりも深く追求したモネは、同一のモティーフを光や色彩あるいは構図を変えて何回か描くという意味での「連作」をいくつも残している。1890年に着手された「積みわら」、1892-94年の「ルーアン大聖堂」、晩年の「睡蓮」などがその例であり、そこではほぼ同一のモティーフを、朝、白昼、夕方などの異なった時刻において、さまざまな光の効果の下に描き出している。本作品は、こうした連作の一つ「ポプラ並木」のうちの一点である。ジヴェルニーにほど近いエプト川左岸のポプラ並木はモネを魅了し、1891年の春から夏にかけて画家は幾度もその姿を画布に描いた。それら一連の作品は、S字型の曲線を空に描き出すポプラ並木を扱っている点ではほぼ共通しているものの、構図と画面効果は微妙に異なっている。この作品においてとりわけ特徴的なのは、大きく前景に描かれた3本のポプラであり、青い空と白い雲、緑とばら色の生みだす晴れやかな印象である。同一構図の作品が他に数点存在することが知られている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 74)


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国立西洋美術館 17 [国立西洋美術館]

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

セーヌ河の朝
Morning on the Seine

制作年 1898年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 73 x 91.5
署名・年記 左下に署名、年記
Standard ref. Wildenstein 1499
分類 絵画
所蔵番号 P.1965-0004
1896年から翌々年にかけて、55歳のモネは早朝に起きて、「セーヌ河の朝」というシリーズを制作した。使用する色の数を抑え、装飾的効果をも狙ったと思われるこの連作の多くは、夏の朝、霧のたちこめるジヴェルニー付近のセーヌ河の風景を描いている。この連作中の一点とみなされる本作品《セーヌ河の朝》もまた、ほぼ同じ時期に同じ場所で制作されている。柳が水面に垂れ、草むらが波に洗われ、変転する自然の姿が、モネの立ち騒ぐ筆触の中から生まれ出てくる。しかし筆のめくるめく動きは、風に動く枝や葉や波そのものにとらわれるというよりは、移ろう自然の姿を一気に捉えようとするモネのいらだちと緊張を直に伝えているのである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 76)

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

睡蓮
Water Lilies

制作年 1916年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 200.5 x 201
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref. Wildenstein 1800
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0151
1883年以来、パリから数十キロ程セーヌ河を下った小村ジヴェルニーで制作していたモネは、1893年、新たに屋敷の前の土地を購入し、やがてそこに日本風の庭園を造成する。敷地内を流れる小川を利用して、睡蓮を浮かべた大きな池が掘られ、太鼓橋が架けられ、岸辺には柳や灌木が植えられた。外界とは隔絶されたこの水の世界に隠遁しながら、モネは、「睡蓮」の連作に没頭していく。庭の隅にガラス張りの大きなアトリエを建て、自由に移動できるように車をつけたイーゼルを立てて、朝から夕方まで、時とともに移り変わる池の様子、水面の反映と鮮やかな花の美しさを捉えようと試みたのである。連作中には、岸の柳や太鼓橋、夕暮の空などを配したものもあるが、彼は、最後には池のみにその関心を集中した。この作品も画面は完全に上から下まで水面だけで覆われ、そのため見る者は、あたかも池の中に立っているかのような強い感動を受ける。花や水を表わす筆触や色彩は、初期の印象主義的な手法とはかなり異なり、時には表現主義的ともいえる厳しさで、池の水面の神秘なまでの美しさを捉えている。本作品もまた、このようなモネ晩年の「睡蓮」に属すが、その中でも最も優れたものの一つといえよう。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 78)

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国立西洋美術館 18 [国立西洋美術館]

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

ヴェトゥイユ
Vétheuil

制作年 1902年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 90 x 93
署名・年記 右下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref. Wildenstein 1648
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0157
ヴェトゥイユはパリの北西に位置するセーヌ河に面した小さな町で、アルジャントゥイユとともにモネが好んで訪れた所である。今も残る12世紀の小さな教会を持つこの町を対岸から望んだ15点ほどの連作中の一点であり、客観的な風景の描写から離れて、水面に映った光景という実体のないものに向けられる画家の関心を示している。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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クロード・モネ
パリ, 1840年 - ジヴェルニー, 1926年
Claude Monet
Paris, 1840 - Giverny, 1926

波立つプールヴィルの海
Heavy Sea at Pourville

制作年 1897年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 73.5 x 101
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
Standard ref. Wildenstein 1444
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0149
モネが生涯を通じて愛したモティーフの一つに、故郷ノルマンディー地方の海と空が形づくる景色がある。これは最初の師ブーダン譲りのモティーフとも言えようが、風俗画的要素を多分に残すブーダンに対して、モネの関心はむしろ風景自体にあった。浜辺の漁師小屋から描かれたこの作品において用いられた手法は、彼の他の多くの風景画と異なり、リズミカルな粗い筆触の交錯であり、塗りは非常に薄い。静かな海面に光線がきらきらと輝くとき、モネの塗りは極めて緻密であり、また厚くなるが、ここでは波立つ海とあわただしく走る雲の瞬間的印象を把握すべく、筆触も激しくなっているのであろう。モネの晩年の作品に見られる自由な手法、本来の印象主義の筆触の系列からかなり隔たった手法が、すでにここに予告されていると見ることもできよう。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 75)

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国立西洋美術館 19 [国立西洋美術館]

今日も、お昼から大学で「筆記試験対策講座」があります[あせあせ(飛び散る汗)]

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

接吻
The Kiss

制作年 1882-87年頃(原型)
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 87 x 51 x 55
署名・年記 台座背面上に署名; 台座背面右下に鋳造銘
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0004
ダンテの『神曲』のパオロとフランチェスカの悲恋に想を得たこの作品は、初め《愛の誓い》、あるいは《パオロとフランチェスカ》とよばれ、そのシルエットは地獄の門の習作であるテラコッタの中に認められる。けれどもこの男女は官能の業火にさいなまれるのではなく、ロダンは、むしろ清純で熱烈な愛の勝利を謳っている。「恋愛こそ生命の花である」と言っているロダンは、アトリエで若い男女にこの通りのポーズをさせて真実の姿を追求した。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 136)

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

オケアノスの娘たち
Oceanides

制作年 1906年
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 53 x 84 x 55
署名・年記 台座右下に署名台座背面右下に鋳造銘
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0036
来歴
松方幸次郎氏購入; 1959年フランス政府より寄贈返還

展覧会歴
1962 [巡回展] 国立西洋美術館所蔵 松方コレクション展, 白鶴美術館(神戸市), 1962年10月20日-1962年11月5日, S-036
1962 [巡回展] 国立西洋美術館所蔵 松方コレクション展, 愛知県文化会館美術館(名古屋市), 1962年11月17日-1962年12月9日, cat. no. 68 (当館記録による)
1966 ロダン展: 没後50年記念, 国立西洋美術館, 1966年7月23日-1966年9月11日, cat. no. 68
2006 ロダンとカリエール, 国立西洋美術館, 2006年3月7日-2006年6月4日, cat. no. 57


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国立西洋美術館 20 [国立西洋美術館]

今日も就活のセミナーが……[あせあせ(飛び散る汗)]

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

美しかりしオーミエール
Beautiful Heaulmière

制作年 1885-87年
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 50 x 31 x 24
署名・年記 台座右側面に署名台座背面下に鋳造銘
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0005
ロダンは《悲しみ》というジュール・デボワ(1851-1935)の彫刻を見て感銘を受け、そのモデルとなった老婆を紹介してもらったと伝えられる。老婆はカイラという名のイタリア人であった。ロダンは、カイラにポーズをとらせ、時間をかけて丹念に観察しながらこの作品を制作した。老醜をさらす肉体を過酷なまでに迫真的なモデリングで捉えた彫刻は、ロダンの数多くの作品の中でも最も自然主義的なものの一つである。この老婆の姿は、《地獄の門》の左付け柱において、幼児と母親などとともに、誕生から青春を経て衰退に至る人間の生命のはかなさを象徴するものとして浮彫で表わされている。作品名の「オーミエール」は、フランソワ・ヴィヨンの『遺言詩集』の、「老婆がその青春の月日の去ったのを惜しんで」と題されたバラードに由来する。そこではかつて「兜屋小町(ラ・ベル・オーミエール)」と呼ばれ、絶世の美女であった老婆の嘆きがうたわれている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 135)

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オーギュスト・ロダン
パリ, 1840年 - ムードン, 1917年
Auguste Rodin
Paris, 1840 - Meudon, 1917

オルフェウス
Orpheus

制作年 1908年(原型)
材質・技法・形状 ブロンズ
寸法(cm) 146 x 80 x 126
署名・年記 台座右下に署名; 台座左側面後方に鋳造銘
所蔵経緯 松方コレクション
分類 彫刻
所蔵番号 S.1959-0037
オルフェウスはギリシャ神話に出てくる人物でアポロンとニンフの子といわれ、その絶妙な竪琴の調べで野獣や木や岩をも魅了したといわれる。妻エウリュディケーの死に逢って悲しみのあまり黄泉の国に降りて行き、冥府の神々に愛妻の復活を訴えた。絶望にうちふるえて竪琴をかきならすオルフェウスをロダンは激流のような姿態に託して表現している。石膏による原型制作は1892年頃で、その時は肩の上にミューズを載せていたが、ブロンズ作品ではそれが省かれている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 139)

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国立西洋美術館 21 [国立西洋美術館]

夏休みはどうしようかなぁ[あせあせ(飛び散る汗)]
たぶん大学図書館から借りた学術論文を読んだり、企業研究になると思います。


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アンリ・ファンタン=ラトゥール
グルノーブル, 1836年 - ブレ, 1904年
Henri Fantin-Latour
Grenoble, 1836 - Buré, 1904

花と果物、ワイン容れのある静物
Still Life with a Carafe, Flowers and Fruit

制作年 1865年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 59.1 x 51.5
署名・年記 左上部に署名、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1997-0001
ファンタン=ラトゥールの絵画作品を主題の上から見ると、肖像画、静物画、寓意的構想画という三つの分野が大部分を占めていることが分かる。その中でも静物画は、ファンタンがとりわけ情熱を注ぎ、生涯に渡って手掛けた分野である。初夏の果物や花をモティーフにした西洋美術館の作品は、そうした数多い静物画の中でも、比較的初期に制作され、極めて高い完成度を持つ点で特筆される。正方形に近いプロポーションを持つ画面は、ファンタンのこの種の静物画の中では大型と言ってよい。食卓布を敷いたテーブルの上に様々な物を置く構成は、17-18世紀に遡る伝統的手法である。また、ワインの入ったガラス容器、花瓶に挿された花や果物の取り合わせも決して先例のない構成とはいえない。しかし、背景の暗褐色の空間とテーブルを被う真っ白い食卓布の簡素な対比、白い布の上に重ねて置かれた白い陶器皿と白い花の洒落た趣向はこの画家ならではのものである。また、ガラスのワイン容れや花瓶、皿の硬質なイメージに対する、花や果物の触覚的イメージの鮮やかな対比は極めて近代的である。 1860年代には、ファンタンの僚友とも言うべきマネ、モネ、ルノワールら多くの画家たちが静物画に手を染めているが、とりわけマネの作品にはモティーフや構成など多くの点でファン夕ンの静物画との関連性が見られる。特に、この画面に見られるような新鮮な時間の感覚を画面に導入したことは、両者に共通している。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 66)


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ヴィクトリア・デュブール(ファンタン=ラトゥール)
1840年 - 1926年
Victoria Dubourg (Fantin-Latour)
1840 - 1926


Flowers

材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 42.5 x 50.5
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0089


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フィンセント・ファン・ゴッホ
フロート=ズンデルト, 1853年 - オーヴェール=シュル=オワーズ, 1890年
Vincent van Gogh
Groot-Zundert, 1853 - Auvers-sur-Oise, 1890

ばら
Roses

制作年 1889年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 33 x 41.3
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0193
ゴーガンとの諍(いさか)いをきっかけとした1888年12月の最初の発作から半年、ゴッホはアルルになおも留まっていたが、1889年5月8日にサン=レミの精神療養院に移る。本作品はこれまで、サン=レミに移る以前のアルル時代最後の時期の作品とされてきたが、サン=レミ療養院の庭の隅を描いたものとする修正意見が1985年のゴッホ展(国立西洋美術館)で提出された。当初、病院の医者はゴッホの行動と制作の範囲を病院の庭に限定したため、5月の間はもっぱら庭のモチーフを描いたようだ。「ここに来て以来、荒れた庭――大きな松の木立があって、その下には様々な植物や雑草が手入れされぬままに伸びている――だけで作品のモチーフは充分で、まだ外に出ていない」。「今やっている4点の庭を描いた作品を送れば、僕が毎日のほとんどを庭で過ごしていることが分かって、そう不幸でないと思うだろう」(書簡592、5月22日)。ゴッホの作風は、ゴーガンと離れたことで、彼の影響下で生まれた平面的な様式から、ゴッホ本来の粗い筆致に次第に戻っていく。しかもその後のサン=レミ時代にはっきりと現れてくる「うねるような」筆致を並置する彼独特の技法もすでにここに窺うことができるのである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 85)

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国立西洋美術館 22 [国立西洋美術館]

明日は。。。編集会議です。(緊張するゎ)


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ポール・ゴーガン
パリ, 1848年 - ヒヴァ・オア島、マルキーズ諸島, 1903年
Paul Gauguin
Paris, 1848 - Atuona, Hiva'Oa, Marquesas Islands, 1903

水浴の女たち
Women Bathing

制作年 1885年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 38.1 x 46.2
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0104
英仏海峡に面したディエップ滞在中に制作された作品の一つである。1886年の第8回印象派展に出品されたが、水平の帯によって構成された画面、単純化された人物の形態、濃い輪郭線は印象主義から大きく隔たり、この時期印象主義と訣別しようとしていたゴーガンにとってこの作品は重要な意味を持つものであった。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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ポール・ゴーガン
パリ, 1848年 - ヒヴァ・オア島、マルキーズ諸島, 1903年
Paul Gauguin
Paris, 1848 - Atuona, Hiva'Oa, Marquesas Islands, 1903

ブルターニュ風景
Landscape of Brittany

制作年 1888年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 89.3 x 116.6
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0105
フランス北西部、英仏海峡と大西洋に面したブルターニュ地方は、フランス国内でも特異な文化を保ちつづけ、素朴な生活様式を残していた。1886年にそのブルターニュのポンタヴェンを訪れて感銘を受けたゴーガンは、以後1890年までしばしばこの地に滞在し、起伏に富む風景や素朴な風俗を題材とし、自己の様式を探って行く。本作品は、ブルターニュ滞在時代前半の作例で、印象主義からゴーガン独自の平面的様式への過渡的段階を示している。色彩は抑え気味で、タッチは印象派風で短いが、他面、個々の対象の形態は輪郭線に包まれた大きな色面として把握されており、ブルターニュ時代後半の様式をはっきりと予告している。1888年秋、アルルのゴッホのもとへ旅立つ少し前に描かれたものと思われる。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 86)

SANY0891.JPG
ポール・ゴーガン
パリ, 1848年 - ヒヴァ・オア島、マルキーズ諸島, 1903年
Paul Gauguin
Paris, 1848 - Atuona, Hiva'Oa, Marquesas Islands, 1903

海辺に立つブルターニュの少女たち
Two Breton Girls by the Sea

制作年 1889年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 92.5 x 73.6
署名・年記 右下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0106
アルルでのゴッホとの短い共同生活の後、ゴーガンは、1889年から翌年にかけて再びブルターニュを制作の場とした。この《海辺に立つブルターニュの少女たち》はその時期の作風を良く示す秀作の一つで、赤、青、緑といった鮮やかな色彩による平面構成は、「クロワゾニスム」と呼ばれる輪郭線のはっきりしたゴーガン特有の様式の成立を物語っている。おそらく1889年秋にブルターニュのル・プールデュで制作されたもので、二人の少女はこの地方特有の衣裳を身につけている。この二人の少女の部分のみを描いたパステルによる習作が知られているが(ロンドン、個人蔵)、彼女らの姿を画面左に寄せつつ最前面へもってきたこの完成作の大胆な構図は、平面的な賦彩とともに、当時としては革新的なものであったに違いない。このようなゴーガンの作風は、更に1891年以後タヒチにおいて一層はっきりしたものとなって行く。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 87 )

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国立西洋美術館 23 [国立西洋美術館]

今日は適正職業テストです。。。

SANY0892.JPG
ポール・セザンヌ
エクス=アン=プロヴァンス, 1839年 - エクス=アン=プロヴァンス, 1906年
Paul Cézanne
Aix-en-Provence, 1839 - Aix-en-Provence, 1906

葉を落としたジャ・ド・ブッファンの木々
The Bare Trees at Jas de Bouffan

制作年 1885-86
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 60.3 x 73
分類 絵画
所蔵番号 P.1978-0005
「ジャ・ド・ブッファン」は、セザンヌの父が1859年に購入した、エクス市郊外の広大な屋敷の名称である。そこには農場と、かつてプロヴァンス地方の総督が住居にしていたという美しい館があった。1880年代初頭から、セザンヌはエクスで過ごすことが多くなり、82年以降の作品には「ジャ・ド・ブッファン」の館やマロニエの並木、用水池、農場、屋敷の周囲の塀などがしばしば描かれるようになる。本作品は、その中でも屋敷の裏手の出口付近を描いたものである。画面中央から左にかけてアラベスク風の枝ぶりを見せる数本のマロニエの木が粗い筆致で描かれ、また空もところどころ余白を残すなど、全体にスケッチ風の軽やかさを示すが、他方、塀や裏口から遠方の山々に続く大地の起伏は、帯状をなす青や青緑、朱などによって的確に表現され、セザンヌならではの堅固な空間秩序が保たれている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 89)

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ポール・ランソン
リモージュ, 1861年 - パリ, 1909年
Paul Ranson
Limoges, 1861 - Paris, 1909

ジギタリス
Digitales

制作年 1899年
材質・技法・形状 デトランプ、カンヴァス
寸法(cm) 150.0 x 70.0
署名・年記 右下に署名・年記: P. Ranson 99.
分類 絵画
所蔵番号 P.2005-0001
森の中に、草木や木々に囲まれて立つ女性。縦長のカンヴァスに、きわめて装飾的な構図で描き出された画面は、ナビ派の画家としてのランソンの芸術の特徴をよく表している。画面の四周にはタピスリーの飾り縁のような枠取りがあり、この作品がタピスリーの下絵として制作されたことを想像させる。絵画自身がもつ平面的特性とそれにともなう装飾性を強く意識したナビ派の画家たちにとって、中世以来のタピスリー芸術は最も学ぶべき手本のひとつであった。画面前景に大きく描かれた、赤紫色の釣鐘状の花をもつゴマノハグサ科の植物ジギタリス(キツネノテブクロ)は、その葉が強心剤として古くから用いられた薬草である。ここでは生命溢れる植物の繁茂を通して、ナビ派の装飾的美学が実現されている。それは、一方では中世や日本の装飾美術を学んだ結果としての平面や曲線の多用としてアール・ヌーヴォーの様式に結びつき、他方では世紀末の象徴主義に密接に由来するシンボリックな隠喩的表現となって現れている。画面の女性の嗅ぐ花の香りと受粉、生殖の神秘は、彼女自身に内在する生命の連鎖との照応関係にあるのだ。1895年、パリ、プロヴァンス街のジークフリート・ビングの店「メゾン・ド・ラール・ヌーヴォー」が改装、装飾されるにあたって、ランソンは食堂の壁画連作7点と共に(その中の大作1点《収穫する7人の女性》は平成4年以来新潟県立近代美術館所蔵)、ヴィトローやタピスリーも制作している。ランソンの装飾芸術、とりわけタピスリー芸術への傾倒はこの頃より加速し、僚友のマイヨールやリップル¬=ロナイなどと競うようにタピスリーのプロジェクトに手を染めた。とはいえ、現在まで残るランソンの実現された夕ピスリーは僅か10点ほどにすぎず、大部分はカルトンのみが残されている。この作品もそうした実現されなかったタピスリー想想に関連する作品のひとつであろうか。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 106)

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ピエール・ボナール
フォントゥネイ=オ=ローズ, 1867年 - ル・カンネ, 1947年
Pierre Bonnard
Fontenay-aux-Roses, 1867 - Le Cane, 1947

坐る娘と兎
Young Girl Sitting with a Rabbit

制作年 1891年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 96.5 x 43
署名・年記 左上に署名(PとBがモノグラム)、年記
分類 絵画
所蔵番号 P.1987-0001
19世紀後半、ヨーロッパの文化人・芸術家の間では「日本趣味(ジャポニスム)」がブームを呼び、浮世絵を主体とする日本の美術品はヨーロッパの先進的な画家たちに強い影響を与えた。ナビ派の中心的なメンバーであったボナールもその例外ではない。彼は当時、仲間たちから、ボナールにジャポンをかけて「ナビ・ジャポナール(日本かぶれのナビ)」という渾名で呼ばれるほど、日本美術に傾倒していた。事実、彼は広重、豊国、国貞、国芳などの浮世絵版画を多数所有し、「私は部屋の壁をこのような素朴なけばけばしい版画類でうめつくした」と語っているのである。ヨーロッパの伝統的な三次元的空間表現を拒否し、平らな画面と装飾的に意匠化された構図を志向していたボナールにとって、日本の版画は驚異の的であった。1891年に描かれたこの《坐る娘と兎》は、若きボナールの創作活動の中でも一つの頂点の時期に位置する作品である。ナビ派時代の彼の作品の特徴である装飾性がここにもはっきり現われているが、とりわけ著しく縦長の画面形式、S字形の曲線に支配された女性の姿態、装飾的モティーフと二次元的空間構成などは、日本美術の強い影響を示している。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 109)


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国立西洋美術館 24 [国立西洋美術館]

googleで「竜眼寺」を打つと、予想ワードに「竜眼寺暁」と出てきて、少し驚きました。(笑


SANY0898.JPG
ポール・シニャック
パリ, 1863年 - パリ, 1935年
Paul Signac
Paris, 1863 - Paris, 1935

サン=トロぺの港
The Port of Saint-Tropez

制作年 1901-02年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 131 x 161.5
署名・年記 右下に署名
分類 絵画
所蔵番号 P.1987-0003
シニャックは彼とともに新印象主義の護持とその理論の普及を行なったスーラの死によって大きな衝撃を受け、その翌年の1892年、友人の画家クロスの勧めによってヨットによる地中海巡航の旅に出た。彼はこの旅行中、まだ小さな漁港であったサン=トロペを発見し、以後10年ほどは、こことパリを往復しつつ制作を行なうこととなる。この期間中、シニャックの芸術傾向は次第に著しい変化を見せる。まず構図の線的な厳格さが和らぎ、色彩の面では新印象主義絵画に特有の描点の粒が大きくなる。後者の変化は、点描派の当初の目的であった視覚混合よりも、個々の色彩の特性とそれらの対比を強調することになる。サン=トロペ港の全景を描いた本作品は、この時期の彼の絵画では最もモニュメンタルなものであり、またこうした様式の変化を端的に示すことによって、新印象主義からの脱却とフォーヴィスム誕生の準備という、世紀の変わり目におけるシニャックの業績を代表する作品となっている。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 90 )

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国立西洋美術館 25 [国立西洋美術館]

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モーリス・ドニ
グランヴィル, 1870年 - サン=ジェルマン=アン=レ, 1943年
Maurice Denis
Granville, 1870 - Saint-Germain-en-Laye, 1943

踊る女たち
Girls Dancing

制作年 1905年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm)147.7 x 78.1
署名・年記 右下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0069
1905年、ドニはフランクフルト近郊、ヴィースバーデンのミュッツェンベッカー男爵邸内の奏楽室のための装飾(現在は紛失)を手掛けた。《永遠の夏》と題されたこの装飾は、5枚の画面から成り、それぞれには、「オルガン」、「声楽」、「四重奏」、「舞踏」、「オラトリオ」の主題が描かれていた。当館所蔵の《踊る女たち》は、そのうちの「舞踏」のための習作またはレプリカと考えられる。古代風の白い衣に身を包み、花冠を被った乙女たちの背景に広がるのはフィレンツェ郊外のフィエーゾレの丘である。古代からルネッサンスに至る輝かしい歴史の遺産と美しい自然に恵まれた中部イタリアのこの土地をドニはとりわけ愛し、生涯を通じて何度も滞在している。ドニの生涯においては、装飾芸術に対する持続的な情熱を認めることができる。詩集の挿絵など、比較的手軽な方法を用いた1880-90年代に対して、中期以降にはさまざまな教会や邸館の装飾(1903年のル・ヴェジネのサント・マルグリット教区聖堂のための装飾、1911-12年のパリ、ワグラム邸のための装飾《黄金時代》など)を手掛け、その芸術はモニュメンタルな建築空間との融合をめざす方向に向かって行った。それらの大構図は必ずしも成功せず、しばしば色彩と構図の破綻を招いている。しかしながら、この作品に見られるような優しく親しみ深い情景の中に繰り広げられる西欧本来の人文的、古典的伝統を踏まえた世界は、まさしくドニ独自のものである。(出典: 国立西洋美術館名作選. 東京, 国立西洋美術館, 2006. cat. no. 108)

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国立西洋美術館 26 [国立西洋美術館]

SANY0900.JPG
モーリス・ドニ
グランヴィル, 1870年 - サン=ジェルマン=アン=レ, 1943年
Maurice Denis
Granville, 1870 - Saint-Germain-en-Laye, 1943

水浴
Bathing

制作年 1920年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 116 x 120.2
署名・年記 左下に署名、年記
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0065
本作品は、ペロス=ギレックの別荘「シランシオ」付近の海岸を描いたものと思われる。オールをもつ少年と舳に両手を掛ける少年は、どちらもドニの孫ドミニク、手前の少年は次男フランソワを描いている。強い色彩や自然主義的な人物描写は初期の象徴主義的作品群とは異なるが、様式化された波の描写には装飾的表現の名残がみられる。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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国立西洋美術館 27 [国立西洋美術館]

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ヴィルヘルム・ハンマースホイ
1864年 - 1916年
Vilhelm Hammershøi
1864 - 1916

ピアノを弾く妻イーダのいる室内
Interior with Ida Playing the Piano

制作年 1910年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 76 x 61.5
署名・年記 右下に署名(モノグラム)「VH」
分類 絵画
所蔵番号 P.2008-0003
19世紀末デンマーク絵画を代表する画家ハンマースホイは、静謐な室内の光景を繰り返し描いたことで知られる。本作品はハンマースホイ晩年の作品であり、妻イーダのいる自宅の一隅が描かれている。ピアノに向う後ろ姿の妻、食卓に置かれた空っぽのトレイ、何が描かれているのかわからない版画などの謎めいたモティーフにより、沈黙と神秘に包まれた雰囲気が表現されている。

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国立西洋美術館 28 [国立西洋美術館]

SANY0902.JPG
エドゥアール・ヴュイヤール
キュイゾー, 1868年 - ラ・ボール, 1940年
Édouard Vuillard
Cuiseaux, 1868 - La Baule, 1940

縫いものをするヴュイヤール夫人
Madame Vuillard Sewing

制作年 1920年
材質・技法・形状 油彩、カルトン
寸法(cm) 33.7 x 35.8
署名・年記 右下に署名
所蔵経緯 フジカワ画廊より寄贈
分類 絵画
所蔵番号 P.1990-0003

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国立西洋美術館 29 [国立西洋美術館]

今日は・・・一応原稿をまとめる日。
SANY0904.JPG
レオン・オーギュスタン・レルミット
モン・サン・ペール(エーヌ), 1844年 - パリ, 1925年
Léon Augustin Lhermitte
Mont-Saint-Père (Aisne), 1844 - Paris, 1925

落穂拾い
Gleaning Women

制作年 1920年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 65.4 x 81.2
署名・年記 左下に署名
所蔵経緯 松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.1959-0123
素描を学んでサロンに出品した後、1869年以降何度もロンドンへ行く。1872年にロイヤル・アカデミーに出品して以来農民画家として知られ、ミレーの人気を引き継いだ。パステルやチョークのような柔らかなニュアンスに富んだ画面を得意とし、センチメンタルな道徳観の流行を背景に異常な人気を呼んだものの、次第に忘れ去られた。(出典: デジタルギャラリー. 1999-2006)

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国立西洋美術館 30 [国立西洋美術館]

SANY0905.JPG
ジョヴァンニ・セガンティーニ
アルコ, 1858年 - シャーフベルク, 1899年
Giovanni Segantini
Arco, 1858 - Schafberg, 1899

羊の剪毛
The Sheepshearing

制作年 1883-84年
材質・技法・形状 油彩、カンヴァス
寸法(cm) 117 x 216.5
署名・年記 右下隅に署名: G. Segantini
所蔵経緯 旧松方コレクション
分類 絵画
所蔵番号 P.2007-0002

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