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映画批評 その449『US』 [批評-映画]

もう一人の自分、それは恐怖の具現か。それとも…。



〈youtubeより〉
アカデミー賞[レジスタードトレードマーク]脚本賞を受賞した『ゲット・アウト』 の鬼才ジョーダン・ピール監督最新作『アス』が9/6(金)公開!

監督・脚本・製作を手掛けたのは、『ゲット・アウト』でアカデミー賞[レジスタードトレードマーク]脚本賞を受賞したジョーダン・ピール。製作を務めたのは、『セッション』『ゲット・アウト』『ブラック・クランズマン』でアカデミー賞[レジスタードトレードマーク]作品賞にノミネートされたジェイソン・ブラム。主演に挑んだのは、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞[レジスタードトレードマーク]助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴ。
鬼才監督&敏腕プロデューサー&演技派女優の最強チームが仕掛けた、最大の“恐怖”&“驚愕”の結末が待ち受ける、『ゲット・アウト』を凌ぐ新たな悪夢が再びあなたに襲い掛かる!!


ブログ更新をさぼってばっかで恐縮です。(汗
もう季節は秋になりつつあり、来月のアメリカではハロウィン色に染まりますね。注目のホラー映画『アナベル 死霊博物館』や『IT 2 THE END それが見えたら終わり』が公開されるから、ひじょうに楽しみです。

ジョーダン・ピールの前作『ゲット・アウト』がアマゾンプライムビデオで配信していたけど、私は残念ながら見逃してしまいました。
伏線がいろいろと張りめぐされていて、見る者に一瞬たりとも目を離さないことで評判だと聞いていました。
本作も伏線やメタファーが散りばめられ、知的興奮とスリラーを同時に味わえるのがぜいたくでした。

小さいころ(1986年)にサンタクルーズの遊園地で起きた出来事をきっかけに、ぬぐえない不安を抱えてきたアデレード。彼女はPTSD、失語症になってしまったが、時間が経つにつれて克服し、夫を持ち二児の母になった。夏の休暇で、再びサンタクルーズ近くの別荘を過ごすことになるのだが、アデレードはうすうす不安を感じ取っていた。その不安が現実と化する。

冒頭から意味ありげな、たとえばミラーハウスに迷い込んで、そこで自分と瓜二つの子と出ぐわしてしまう場面。ドッペルゲンガーに遭遇するにふさわしい設定であり、今後起きる出来事を予告している。

そのあとに多数のウサギがケースの中で飼育(?)されているオープニングが映し出され、まるで『不思議の国のアリス』を彷彿させる。


また、「ハンズ・アクロス・アメリカ」の宣伝映像が流れており、これを予習しておくのがベスト。
最近では「アイス・バケツ・チャレンジ」でALS(筋萎縮性側索硬化症)の啓蒙・慈善活動が行われていたが、1986年にアメリカ国内で弱者を救済しようと、お金を寄付して東海岸から西海岸まで手をつなごうという運動があった。

そういえば、『ボヘミアン・ラプソディー』のクライマックスでは、1985年に開催したライブ・エイドの活動があったのを思い出した。

世界的に弱者を救おうとチャリティーが行われたゆえ、アメリカ国内でも自国の弱者にも目を向けるべきだと「ハンズ・アクロス・アメリカ」の運動が起きたかもしれない。
(筆者が生まれる前のことなので、その時代の空気は知りません)

本作は、人の内面をえぐりだしている。
「アメリカ・ファースト」「都民ファースト」と聞かれるようになり、自分さえよければいい、というような利己主義的なものがまかり通っている。しかし、それでは体裁が悪い。何らかの免罪符を作っておかなければ、精神的に安定しない。

その綻びから、亡国への序曲が始まっていく。


オチはミステリーとして弱く、「こんなにうまくいくわけがない」と設定の粗っぽさもあるが、根源的な恐怖を描いているのでスリラー作品として十分。


評価は86点。

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映画批評 その448『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』 [批評-映画]

放送が終わっても、やっぱり変わらないノリ

映画.comより
1980~90年代にテレビ放送された大ヒットアニメ「シティーハンター」の20年ぶりの新作となる長編アニメーション映画。新宿に事務所を構えるシティーハンターの冴羽リョウと相棒・槇村香のもとに、何者かに襲われたというモデルの進藤亜衣がボディガードを依頼にやって来る。美女の依頼を快諾するリョウだったが、撮影スタジオで更衣室を覗いたりとやりたい放題。亜衣がキャンペーンモデルを務めるIT会社の社長・御国真司は香の幼なじみで、撮影現場で久々に再会した彼女をデートに誘う。一方、海坊主と美樹は新宿に傭兵が集結するという情報を入手するが、その傭兵たちはなぜか亜衣を狙っており……。声優陣にはリョウ役の神谷明、香役の伊倉一恵らオリジナルキャストが再結集。進藤亜衣役を女優の飯豊まりえ、御国真司役を人気声優の山寺宏一が担当するほか、お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が特別出演。初代監督のこだま兼嗣が総監督を務め、「TM NETWORK」によるおなじみの主題歌「Get Wild」も起用。同じ北条原作の「キャッツ・アイ」からも主人公の来生三姉妹が登場する。



2週目で見に来たけど、なかなかの混雑でした。
『fate/stay night heaven's feel』は人気が高いので、特典目的もあってリピートが多数占めていると思うと、こちらは老若男女問わず見に来ている感じでした。

冒頭でまさかの新宿バルト9が出てきて、そこで見に来た人は受けただろうなぁ。(そこで「エヴァQ」を見た思い出が…)
相変わらずの安定したノリとモッコリと、そしてキャッツアイのメンバーも合流しての仕上がりに、ファンは感激していました。
同作の名曲の入り方がファンのツボを刺激しているし、期待を裏切らずファンに恩返しするために制作しているのを感じます。

隣にいた女性は感激のあまりか、それとも思い出がよみがえったのか、瞳から涙がこぼれていました。

思い出補正があるせいか、「そうそう、これだよこれ」と童心に帰って楽しんだことや、映画館で「Get wild」や「Still love her(失われた風景)」が聞けたのは嬉しい。

が、冷静に考えると「今さらその兵器を出すのか」とか、「少し声が…」「予測しやすい内容」など批判はあると思う。

評価は86点。

タグ:映画批評
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映画批評 その447『アリー スター誕生』 [批評-映画]

どうも、ご無沙汰しております。
新年あけそうそう、インフルエンザA型に罹ってしまい、人生初の苦しみを経験しました[あせあせ(飛び散る汗)]

ノロウィルスも罹ったことないので、十分に注意したいと思います。



映画.comより
歌の才能を見いだされた主人公がスターダムを駆け上がっていく姿を描き、1937年の「スタア誕生」を皮切りに、これまでも何度か映画化されてきた物語を、新たにブラッドリー・クーパー監督&レディー・ガガ主演で描く。音楽業界でスターになることを夢見ながらも、自分に自信がなく、周囲からは容姿も否定されるアリーは、小さなバーで細々と歌いながら日々を過ごしていた。そんな彼女はある日、世界的ロックスターのジャクソンに見いだされ、等身大の自分のままでショービジネスの世界に飛び込んでいくが……。世界的歌姫のガガが映画初主演でアリー役を熱演。もともとはクリント・イーストウッドが映画化する予定で進められていた企画で、「アメリカン・スナイパー」でイーストウッドとタッグを組んだクーパーが初監督作としてメガホンをとり、ジャクソン役でガガとともに主演も果たした。


昨夜某映画館に見に行き、周囲の客層を見たら女性が多かったかな。
同作品は何度か実写化しているけど、本作品は現代とレディー・ガガの等身大を反映した作りになっていると思います。
その数カ月前に『ボヘミアン・ラプソディ』を鑑賞していたので、それと比べるとけっこう地味な印象を受けます。

ありきたりな物語なので、斬新なものを期待した人は肩透かしをくらったでしょう。
ミュージカル系の映画はほぼお決まりの展開なので(近年の『ラ・ラ・ランド』)、むしろ人間観察をどこまで掘り下げられるかか重要だと個人的に思います。

ジャックは大スターとして紹介しているので、見る人は大きな期待を持って見ている。それが肩透かしをくらう要因のひとつかもしれません。
私としては大スターというより、ひとりの悩みを抱える男性として見ていました。

そういえば、エマ・ワトソンは国連スピーチでこのようなことを発言をしたのを思い出しました。

「男女平等は、男性のみなさんの課題でもあるのです。

なぜかというと、私は母と同じく父の存在が大事だったのにもかかわらず、今日まで父は親としての役割を軽んじられるのを目にしてきました。

精神病に苦しんでいても、「男らしくない」と見られることを恐れて助けを求めることができない若い男性を見てきました。イギリスでは、20歳から49歳男性の最大の死因は、自殺なのです。交通事故、ガン、そして冠状動脈心疾患を上回っています。

男の成功という歪んだ意識によって、男性が傷つきやすく、不安定になっていくのを見てきました。男性も、平等の恩恵を受けているわけではないのです」

フェミニズムに関してのスピーチですが、「男性らしさ」「女性らしさ」の固定観念を押し付けられたり、古い価値観にとらわれたまま人に強制する社会・個人の壁を指摘した発言は、実に勇敢であり、勇気づけられたものです。

大スターであるジャックも、大小の問題を抱えるひとりの人間に過ぎないし、アリーも大スターに駆け抜けてもジャックを愛したいひとりの女性に過ぎない。

私たちは、下手すれば勝手にスターを都合のいいように解釈して、スキャンダルが起きれば手のひらを反して個人攻撃をしてしまう可能性がある。
スターとは、なんとも残酷な世界であろうか。

最後には悲劇が起きるが、なぜかパニック障害になってうつ病になった頃の私を見ているようで、鑑賞後は虚無感に襲われた……。

「(不安障害のある方は)決して、ひとりでは見ないでください」
(某ホラー映画のキャッチコピーから拝借)

なぜあのような悲劇が起きたのか。
それは本人にしか分からないことだけど、自分の罪の意識にさいなまれる言葉、また終わったことを蒸し返されて非難を受けたり、あるいは自殺未遂の経験があったこと―――
様々な要因が重なり、道を踏み外してしまった。

『ボヘミアン~』と比較したら好き嫌いの分かれるエンディングだけど、私としては賛辞を送りたい。






評価は90点

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サボり癖は [独言]

サボり癖は、なかなか矯正するのはむつかしい。
何かと忙しい日があったので、ついブログの更新が滞ってしまった。
今は東武スカイツリーラインが人身事故のため、ふと思い出し、こうして書いている。

癖は、良くも悪くも身に付けてしまうと離れられない。
仕事を覚えるとき、最初は一生懸命覚えるけども、覚えてくると無意識のうちに作業を見なくてもこなすことができる。

また、「めんどくさい」と思って手抜きをしてしまうと、それが普通になって終始つまらないものになる。

口癖もそうで、いつも人に感謝していると自然と幸いが集まってきて、それが喜びとなってまた感謝する気持ちが生まれる。

逆に人に不満愚痴を吐くと、次から次へと不幸の種が芽生え、それが原因となり、さらなる不平不満を自覚の有無に関係なく撒き散らす。

いったいどちらが幸福なのか、火を見るより明らかである。

癖をつけるなら、自分も人も喜べられるものを身に付けたい。



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結婚する友への詩 [独言]

天地(あめつち)に
比翼連理の
ちぎり宣(の)る
末広がりし
めをと盃(さかずき)
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五月のある日の事 [独言]

五月晴れ
陽に笑みかえし
ハナミズキ
君の言の葉
咲き乱れたし
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 [独言]

青々し
風なびき葉の
桜木よ
ゑにし重なり
こころ潤う
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別れの詩 [独言]

別れにて
不思議やつどう
ゑにし人
袖ふる者ぞ
幸あれと祈(ね)ぐ

私の友人の祖母が亡くなったときの思い。
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パニック障害のボス [独言]

パニック障害を知ったのは高校生のころ。
後輩がその病気になっていて、少し本を読んでどう接すればいいか学んだ[本]
(その後輩と数年後に付き合うことになった)

有名人でもパニック障害であると告白するのが多く、日本では堂本剛さんや中川家の中川剛さん。
海外ではジョニー・デップやスカーレット・ヨハンソンなど。
また、最近ではジゼル・ブンチェンの発作の告白をしています。

それで、ふと思い出した映画がありました。
マフィア映画で出演していたロバート・デ・ニーロが、弱々しいボスを演じる『アナライズ・ミー』。

父から受け継いだマフィアのボスが、ライバルマフィアとのたいけつを前に、心臓がばくばくになって失神しそうになる。
どうすれば良いか悩んだボスは、部下から良い医者がいると精神科医に会いに行く。

もちろん、マフィアのボスだから自分が病気だと言うわけがなく、「俺の友人がこのような症状に苦しんでいるんだ」と精神科医に話す。

あまりに見え透いた嘘なので、医者はすぐに「それは貴方のことでしょ」と指摘すると、ボスはそれが気に入り強引に主治医にする。

そこから、てんわやんわと騒動が起きて、初めて笑い死にしそうなコメディ映画でした。

それともうひとつ、『ザ・ソプラノズ 愛称のマフィア』というドラマがあります。
こちらもマフィアのボスが、パニック障害に悩まされます(笑)

こちらもボスが精神科医に通院しているのを隠さなければならず、部下にも病気のことを隠しています。

上からは先輩たちの愚痴に耐え、下は血気盛んな若者をまとめなれけらばならない。しかも、新たな法律のせいで小さな犯罪でも長い懲役が待っている。
とんでもないストレス状況下で、ボスは精神科医に症状を告白するところから始まるのが良い。

まだシーズン2の途中までしか見てないけど、さすがHBO制作のドラマはクオリティが高い。
実在するマフィアの人物をモデルに、人間の欲望や悩み、血で血を洗う暴力などの描写はリアル。

結末はかなりの不評と聞いていますが、どんな終わり方であろうとも楽しみます。(笑)


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パニック発作 [独言]

毎年この時期はお寺の行事があり、しばらくブログを考える暇がありませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]
11月にしては、日中はまだ陽の暖かさが残っているようで、少しずつ衣替えをしています。
体温を調節するのが難しいですね。

さて、パニック障害を抱えている人は、外出するにも何かと苦労があると思います。

通勤ラッシュで圧迫感があり、自分ではどうしようもできない状況下(コントロールできない)に身を置くと、呼吸が浅くなって発作が起きやすくなります[電車][バス]

私の場合、パニック発作の過度期では首都高の渋滞で激しい発作に襲われ、トラックから飛び出して道路に出たいと思ったことが何度もありました。

また、通勤ラッシュでは身動きができなく、吐き気と腹痛、めまい、胸の圧迫感などが30分以上続きました[がまん顔]

それが1年以上続いたので、ついに仕事を辞めざるをえないところまで悪化しました。

一身上の都合での退職なので、失業手当てが出るまで3ヶ月はかかり、すごく勿体ないことをしたと思います。
うつ病は冷静にマトモな判断ができないので、まったく周りが見えない心境でした。

それからは毎日いつ襲ってくるか分からない発作を抱えながら、アルバイトを探しました。
しかし、どこも病気持ちの人を雇ってくれるわけではなく、連戦連敗でした。
かなり心が折れて、自殺を考えるようになりました。
病気になった自分が悪いと……

処方されたパキシルCRとメイラックスは、最初は効果がありましたが、体が薬に慣れていくにつれて効果は薄まって、かえって辛くなりました。
服用しても意味がないと分かり、断薬することにしました。

ビンシャリ(体のしびれや頭痛、耳鳴りなどの離脱症状)が目が覚めたときから始まり、眠りにつくまで続きます。
薬を断つのは容易いことではありません。

飲んでは断つ、断っては飲むの繰り返しで、薬を飲まなくなったのは、つい2ヶ月前です。
ということは、また薬を服用する可能性があります[あせあせ(飛び散る汗)]

最近はようやく公共機関の乗り物で移動しても、発作が起きなくなりました。
それは、おそらくミュージックプレイヤーで気を紛らわせているからだと思います[音楽]

まだ社会復帰してから日が浅いので、焦らず着実に成長していきたいです。


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